田中昌人 4 幼児期II
3.4歳児の発達的特徴
3歳児になると、性ー名 男-女などの2つの対比的概念、について判断できるようになる。
自分についてとともに、ほかについても、1つのものを、2つの対比的な概念で判断することができる。→2次元の形成
→それらを結合、区別、できる。
●3歳前半では、ケンケン難しいが
、、、、シナガラ、、、、スルは難しい。
、、、、デハナイ、、、、ダとう1次元か逆操作として1つ1つに応えることはできるが、まとめることはまだ難しい。
田中昌人 幼児期I
p233 2歳から3歳にかけては、2つの世界をつくっていくとき。
大きいー小さい ながい-みじかい
ブーブーですべてのものを表していた幼児が、
ブーブーではない、電車だ
ブーブーではない、新幹線だ と分類的な名称がつき始める時期である。
幼児期1
素材と道具を与えたとき(粘土等)
→1歳後半、、新しく出された方をとる。
持ち上げる。落とす。開く。閉じるなどの、1次元可逆操作。
2歳になると、小と大をくっつける。
後半になると、道具で素材を切る。
そのご、見立て遊びへ。
1次元可逆から、2つの性質の思考へ。
2次元の認識つまり、箸+食べる など。
拾いメモ
情動は子どもが人とかかわり,周囲の事物へ働きかけることを促す動 機になる(Emde[小此木訳]2003
子どもは外界からの働きかけで得られた結果 に,喜んだり,悲しんだり,怒ったり,怖がったりしながら,他者や事物への働きかけを繰り返 し,情動を伴う経験を重ねていくことが明らかとなっている(Sroufe 1995)
情動調整機能の発達においては,初期段 階であればあるほど,家族や保育者といった大人の介入が調整に大きく関与するが,加齢に伴 い,次第に調整方略を大人のかかわりを足場として,自ら拡げていく姿が確認されている
拾いメモなど。
宮野(2009)は対人関 係の難しさに関して他者へのアプローチだけでなく、 自己への実践、つまり、自我発達に関わる支援によ り対人関係を促せるのではないかという視点に立ち 分析している
社会的な環境においてコミュニケーションが成立す るためには、相手の働きかけに対する意図の認知が必 要である(子安・服部, 1999)。
心 の理論の発達には、 1 歳半における共同注意の成 立、2 歳過ぎにおける「自他の欲求(desire)が異 なることへの気づき」が関連していることが指摘され ている(de Villiers, 2014)。
Bruner,&Sherwood 1983が指摘する,ノンバルコミュニ ーションの 三つの 機能について。
1.社会的相互作用に加わりそれを維持すること, 2.指さしのように.自分と相手の 間でモ ノやできごとを指示する.すなわち注意を協調させるこ と 3.モ ノやできご とを要求して他者の行動を調節することである
。 2は共同注意 (joi natention),3 は要求行動であり, 1は、2.3以外の 社会的相互作用行動をさす
浜田寿美男 「私」とは何か ことばと身体の出会い
時間の都合上P177ページの言葉の世界の成り立ちと「私」の世界より抜粋。
ことば以前の世界とはいかなるものであろうか。